妊娠・出産・産後に関するお役立ち情報は、特に2012年に書いたものが多いため、古くなってくるものもあります。
あくまでご自身のリサーチの出発点として受け取って頂けると幸いです。

2012年4月20日金曜日

オムツをどうする?! 環境にやさしいのはどの選択肢?

環境にやさしいオムツとは?!

ずっと気になっていたトピックなのですが、ちょうどベイエリアのフリー・ペーパー(Bay Area Parent, Silicon Valley, April 2012, p28-32)に掲載されていたので、その内容をご紹介します。元の記事(英語)をご覧になりたい方は、こちらをクリックして下さい。

まず、主なオムツの3つの選択肢は、
  1. 使い捨て紙オムツ・・・便利さのため作られ、一回使用された後は、埋め立て地へ。トイレ・トレーニングが終了するまで、一人辺り数千枚廃棄される。
  2. 布オムツ・・・自宅、あるいはサービス会社によって洗濯され、何度でも使用可能。赤ちゃんの排泄物はトイレに流され、処理されて、自然に返る。トイレ・トレーニング終了後は掃除用などに再利用可能。
  3. ハイブリッド(混合)オムツ・・・外側は再利用可能なカバーで、内側部分は使い捨てライナー。内側部分は、捨てれば埋め立て地行き、コンポスト、トイレに流すなどすれば自然に返る。
と、ここまで読むと、やはり、2と3の選択肢が環境に良いのかなぁ、と思うのですが、それほど簡単ではないようです。

2003年の環境庁(Environmental Agency)の研究によれば、紙オムツと布オムツ(自宅で洗濯と会社による洗濯)を比べて環境への影響(温暖化、再生不可能資源の枯渇などからの面)の数量化を試みたところ、どれも環境に対する全体的な影響は同じ、ただし、影響の仕方は違う、ということだったようです。つまり...
  • 紙オムツは、製造する段階で最も環境に悪い
  • 自宅で洗濯する布オムツは、きれいにするのに最もエネルギーを使う
  • 会社が洗濯する布オムツは、ピックアップ・配達時に追加で燃料を燃焼、大量の排ガスを放出
ということのようです。

2008年の英国政府(UK Environment Agency and Department for Environment, Food and Rural Affairs)の研究では、いろいろな種類のオムツの環境に対する影響は、主にその使い方で変わってくる、とのことです。

ある環境科学者(Dr. Donella Meadows)によると、
  • 紙オムツは、布オムツに比べると原材料が10倍、廃棄物は50倍増える。
  • 布オムツは、紙オムツに比べると上水が50%多く必要で、エネルギーが2倍。洗濯時、より多くの排ガス・排水を出す。乾燥機を使うとさらにエネルギーを使う。
  • 布オムツとトイレに流せる紙オムツは埋め立て地の負担が減る。
そして、
  • 紙オムツは、森林伐採、木材運搬トラックの排気ガス、石油化学・プラスチック工場からの有害廃棄物
  • 布オムツは、綿栽培のための農薬、綿畑の土壌浸食、洗濯機と乾燥機用電力のための石炭燃焼
を意味するということです。

どの選択肢も環境にかなり負荷があるということですね...。

では、私たちにできることは何なのか? 
  • 使い捨て紙オムツの使用回数を減らす。環境によりやさしい原材料を使っているブランドを選ぶ。
  • 排泄物や流せるオムツはトイレに流す。
  • 洗濯、乾燥の時のエネルギー消費を減らす。
  • 専門会社による布オムツのピックアップ・配達回数を減らす
ということのようです。

布オムツを使うことで、赤ちゃんが早くオムツを卒業するかもしれない(→紙オムツの使用回数削減)ということも記事では触れています。また、「分解可能な紙オムツ」は、ゴミ箱に捨てると密閉されて埋め立てられるため、実は分解されない、ともあります。


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