妊娠・出産・産後に関するお役立ち情報は、特に2012年に書いたものが多いため、古くなってくるものもあります。
あくまでご自身のリサーチの出発点として受け取って頂けると幸いです。

2012年5月13日日曜日

赤ちゃんのお風呂をどうする?!〜日米の違い〜



知り合いからお役立ち情報を頂きました。

日本式の沐浴の仕方をe-ラーニング(無料)で学べます。ビデオがふんだんに使われていて、とても分かりやすいです。興味のある方は、下記のリンク先をクリック下さい。


新生児のための沐浴方法ーはじめての沐浴から家庭での沐浴の指導までー



アメリカでは、気候や文化の違いもあってか、新生児期に毎日沐浴する必要はないというのが一般的です。特に、へその緒が取れるまでは、Sponge Bath(お湯で絞った布などで拭く)というやり方が主流です。どちらが正しい、ということはないと思いますが、主治医の先生とも相談されて、各家庭の方針を考えられると良いと思います。



ラマーズ・インターナショナルのバース・エデュケーターによるSponge Bathのやり方は、下記のリンク先(YouTube)で見られます(英語)。




[5/15 追記] 
知り合いを通じて、沐浴教材を作った佐藤先生から、下記のメッセージが届きました。

日本でも病院では、ドライスキンケアが行われていて、退院前に1,2度沐浴されるのが主流だと思います。でも、退院したら湿度が高い日本では毎日沐浴するのが習慣になっていますね。入院中はほとんどお湯に入れることは無いなかでの学生にどうしたらスキルを身に着けさせられるか、また、退院後の沐浴の仕方をどのように教育するのか、課題だと感じてE-ラーニングを作成しました。
E-ラーニングのなかでは、そのことには触れていないので、日本の状況について誤解を招くかもしれません。日本でもドライスキンケアが主流です。」

また、上記の知り合い(日本のドゥーラ研究の第一人者、助産師の岸さん)からも、下記のメッセージを頂きました。



「私が勤めている病院(産婦人科病棟)でも、生まれてきた時の胎脂を自然に肌に吸収させるため、退院前日(経膣では4日目、帝王切開では7日目)まで沐浴はしていません。おへそがとれるまでというほど長くはないけれど、昔は「お産!お湯!」というくらい第一沐浴が大事だったのに、今はドライテクニック(=上記のドライスキンケア)と言って、日本でも変わってきています。でも退院後、お家では、毎日沐浴をしていると思います。なので退院後に方法がわからないといけないし、と、入院中に沐浴指導をおこなって、一度だけですがご自分の赤ちゃんの沐浴を実施していただいています。」

なるほど! 日本の病院でもSponge Bath(ドライテクニック)が行われているのですね。


アメリカの病院だと、経膣だと2日、帝王切開では3日で退院ですが、病院の効率化のためか、産後数時間でバシャバシャ洗われるのが一般的です。胎脂を肌に吸収させたいからすぐに洗って欲しくない、という場合は、バースプランに書かれて、担当看護師にも伝えられると良いと思います。


それにしても、退院後に自分たちで沐浴できるように、と指導してくれるのって、きめ細やかなサービスですよね。アメリカでは、こちらから「〜の仕方を教えてください」とはっきりと積極的に質問されると良いと思います。


[5/17 追記] 初回沐浴について、岸さんからさらに病院事情を教えて頂きましたので、ご紹介します。

初回沐浴をしないということは...
 「母体の血液も赤ちゃんに多かれ少なかれついたままということになります。髪の毛に血液が残っていることが多いので、出産の翌日に頭は洗い、顔もお湯で濡らしたガーゼで拭いています。
でも、そのほかの部分(上肢・体幹・下肢)は洗わないまま。ケアするスタッフは、赤ちゃんのおむつを替えるときなどはディスポの手袋をするとしても、赤ちゃんが泣いているから抱き上げるとかあやすとか、お母さんの授乳介助の時に赤ちゃんに触れるとか、そういう時に手袋をしないと、母親の血液をじかに触ることになります。アメリカでは産後48時間で退院のことが多いと思いますが、日本では産後に病院で過ごす時間が長いですよね。その分、スタッフが赤ちゃん(やお母さん)に直接触れる機会が多いと思います。

 HIV、HBV(B型肝炎)、HCV(C型肝炎)などの血液で感染する感染症を母体が持っていることがわかっている場合にはドライスキンケアではなく、赤ちゃんの沐浴をします。日本はHIVがまだ少ないのですが、諸外国ではもっと多いので、ドライケアに抵抗感があるかもと思うんです。その他にも未知の感染症もあるし・・・。ナースは複数の患者さんに接するので、患者さんから患者さんへ感染症をうつしてしまってはいけないので患者さんを守ることは大事だし、医療者を感染症から守ることも大事だし。感染予防は奥が深い問題です。

母体の血液ができるだけ赤ちゃんに付かなくてすむようなお産(会陰切開などの医療介入の少ないお産)を目指すことも大事だと思います。そこにもドゥーラはmake a differenceができると思います。」



沐浴一つとっても、奥が深いのですね。


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