妊娠・出産・産後に関するお役立ち情報は、特に2012年に書いたものが多いため、古くなってくるものもあります。
あくまでご自身のリサーチの出発点として受け取って頂けると幸いです。

2012年5月21日月曜日

あなたはにとって「いいお産」とは?(前編)

妊婦さんが、どのような過去の経験があって、また、どこから(誰から)どのようなお産の情報を得て、自分のお産に対する希望を決めるのか、とても興味があります。

これまでエビデンスと個人の嗜好に基づいた意思決定が大切では? と書いてきましたが、そのことを踏まえて、もし3人目を妊娠したら? という仮定で、自分でも考えてみようと思います。

もちろん、思い通りに行かないことがあるのもお産。でも、希望をまとめておくことは大切だと思います。その上で、柔軟性を持っておく、ということですよね。

もし、「私はこう考えて、こういうお産にしたいと決めました」というプロセスを共有して下さる方がいたら、シリーズ化(?)してみたいです。ぜひご連絡ください。(もし妊娠したら、という仮定のご意見も歓迎します。)

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私は、一人目、二人目は、医療介入主義の強い病院で医療介入の多いお産でした。

母親や友人の痛みだけを強調する体験談やメディアのお産シーンなどの影響もあって、お産の痛みへの恐れは強く、麻酔のデメリットなど深く考えず、迷わず、陣痛の緩和方法として麻酔を選択しました。

今思うと、一人目の妊娠中に受けた病院主催の出産準備クラスの影響も大きかったと思います。自然分娩のメリット、医療介入のデメリットについて、ほとんど言及されなかったと記憶しています。

特に、アメリカにおいて、病院が提供するクラスの落とし穴は、病院がお産を医療介入によってマネジメントしたい、産婦さんに「従順な患者」になってほしい、という意向が含まれることがあることです(もちろん、全てがそうではありません)。

そして当時、「病院が薦めるんだから大丈夫でしょう」という思いもありました。完全な医療信奉者だったと言えると思います。

しかし、二度のお産を経験し、ドゥーラとなった今、振り返ると、私、勉強不足だったよなぁ、病院任せすぎたよなぁ、と思います。

一人目(息子)のお産は、麻酔でほとんど陣痛を感じず、時間はかかりましたが経膣分娩で、「何人でも産みたい!」と思うほど高揚感もあり、お産自体は満足だった、と言えます。

でも、問題は産後でした。麻酔(と、私の場合、硫酸マグネシウムも)によって、非常に眠く、だるく、ベッドから降りることもできず、産後すぐNICUに入った息子と、触れ合う時間はほとんどありませんでした。これは、今でも心残りです。

息子は翌日には心臓欠陥によって亡くなったため、もっと抱っこしてあげたかった、もっとおっぱいをあげたかった、短くて、かけがえのない人生だったのに、もっと一緒に過ごしたかった、だから薬を使わなければ良かった、というのが正直な気持ちです。

ちなみに、硫酸マグネシウムは身体の震えが出た時に投与されました。他の症状は何もなく、今思うと、単なるパニック症状だったと思うので、投与を回避できたのでは? と思っています。

また、この震えが出た時に、当直産科医から帝王切開を持ちかけられました。医療信奉者の私も、さすがに「それはしたくない」と言うと、「あ、そうですか」という感じで部屋を出て行かれました。あれ? そんなに簡単に引き下がる程度の理由で帝王切開を持ち出したのかな、と不思議に思ったものです。

(後編に続く)

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