妊娠・出産・産後に関するお役立ち情報は、特に2012年に書いたものが多いため、古くなってくるものもあります。
あくまでご自身のリサーチの出発点として受け取って頂けると幸いです。

2012年7月27日金曜日

赤ちゃんの予防接種〜早すぎて多すぎる?〜

Courseraの予防接種(ペンシルバニア大学のPaul Offit教授)の授業が終了しました。(しばらくの間、講義のビデオやスライドを無料で閲覧できると思います。)

全5回のうち全4回は予防接種の歴史、最終回は「代替スケジュール」(疾病対策予防センターや小児科学会が提唱するスケジュールとは異なるもの)の問題性についての講義でした。

皆さんのご参考にもなるかな? と思うので、この最終回の授業を簡単にまとめてみます。

◇◇◇

100年前と比べると、米国で2歳までに受ける予防接種の数は1から26(1回の受診で5つの予防接種を受けることも)へと増加しているが、ワクチンに含まれる抗原の数は200から150〜153に減少している。

また、例えば、B型肝炎ウィルスやBCGのワクチンに関して、生後すぐの赤ちゃんの免疫反応は優れている、など、現在の予防接種スケジュールは科学的根拠がある。

〜ワクチンによるアルミニウム摂取を懸念する声への反論〜

アルミニウムは自然界に多く存在しており、食品や母乳、ミルク(formula)にも含まれている。生後6ヶ月までの摂取量は、ワクチンから4mg、母乳から10mg、ミルクから30mg、大豆からできているミルクから120mg(ただし、ワクチンからは100%吸収、口からの摂取では1%吸収される)。

そして、体外への排出は、24時間で50%、13日で85%、3年で96%が排出される。アルミニウムは少しずつ体内に蓄積され、1歳までに蓄積される量は、母乳から0.1mg、ミルクから0.1mg、ワクチンから0.1mg(大人は50-100mg蓄積されている)。

アルミニウム摂取に関して、気をつけなければならいのは、アルミニウムは、超未熟児や慢性の透析患者に、脳障害や骨軟化症、貧血症を引き起こすことがあること、また、腎機能が低下、欠如している人が点滴や制酸剤からの大量のアルミニウムを摂取すること。

〜一回の予防接種の数が多すぎて赤ちゃんへのストレスが高まるという声への反論〜

1回に一つの予防接種と2つの予防接種をした時に誘発されるコルチゾール(ストレス・マーカー)を比べると、どちらも変わらないため、例えば、シアーズ博士が「ワクチン・ブック」(The Vaccine Book)などで提唱する「代替スケジュール」(1回のワクチンの数を減らして、その代わり、回数を増やす)は、かえって赤ちゃんがストレスを受ける回数を増やす。

〜「代替スケジュール」への反論のまとめ〜

  1. 科学的根拠がない。
  2. 注射への恐怖を誘発しやすい。
  3. ワクチンによって予防できる病気に感染しやすい。
  4. 周りの人への感染の可能性が高まる。
  5. 利益はない。

(特に3を強調されています。)

◇◇◇

とのことで、Offit教授は、予防接種を受けることの重要性と、疾病対策予防センターや小児科学会が提唱するスケジュールを薦めていらっしゃいます。

ご意見、間違いのご指摘等あれば、ぜひコメント下さい。

[追記 8/1] クラスが終了というのは間違いだったようです。あと数週間続きます。

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