英語でジョブ・インタビュー ～準備のコツ（後編）～
（「英語でジョブ・インタビュー！ 準備のコツ（前編）」はこちらから。）
後編は、インタビューで聞かれるメジャーな質問と回答例です。
インタビューが終了するまでに「自分の何を知ってほしいか（スキル、経験、希望など）」を伝え、「自分は何を知りたいか（仕事内容、トレーニング、サポートなど）」を忘れず聞きましょう。私は、ポイントをまとめてメモにしておきました。
以下、メジャーな質問と回答例もしくはポイントです。
１．オープン・エンド型の質問
- Tell me about yourself.
- Why are you interested in this position?
- What do you see yourself doing in 5 years?
実際、私も下の二つの質問はそのまんま👍聞かれました。
Tell me about yourself. はそのままでは聞かれなかったですが、これは「自分のココを知ってほしい重要ポイント」として準備しておくと、インタビューの途中のどこかで差し込めます！
いずれの質問もストラテジーとしては、応募した仕事に関連した自分の教育・訓練・ボランティアやプロとしての経験を伝えることが大切。
Tell me about yourself. の答え方例（２分以内で）：
■ 経験のまとめ（例）
- I graduated in June from the 〇〇〇 program.
- My training involved 〇〇〇
- 〇〇〇には、私の場合だと、perinatal care, women's health, gynecological care, labor & delivery, newborn care, and transgender hormonal care が入ります。
- I also have 〇〇 years of work and volunteer experience demonstrating my commitment to women's health, education, advocacy and community outreach.
- 私の場合、こんなカッコイイ言い方絶対できない😂ので（途中で頭マッシロになるゼ😨）、例えば、上のトレーニングの答えの続きで、I'm passionate about providing patient-centered women's health care. I'm also a leader in the Japanese-speaking community in the Bay Area. As the founder and a co-facilitator of 〇〇〇, I collaborated with other healthcare professionals and supported about 1,000 families in the past 10 years. みたいな感じで具体的に何をしたかを言うことにしました。自分の言い易いようにした方が自然で真実味が出ると決めました。
- コミュニティ・ワークやボランティア・ワークはアメリカでは重要視されるので、関連付けられるなら絶対言った方がいいです。
- 研究経験もあるなら言いましょう。
- I'm fluent in 〇〇〇 and have used my language skills professionally (in healthcare settings).
- 英語以外の言語が得意なら言っておくべし！
- 私の場合、すでに日本語話せることはボランティア・ワークで確立してるので、あえて付け加えません。が、履歴書にプロの通訳・翻訳経験７年と書いておいたので、何をしてたのかツッコまれました（優しい聞き方だったけど😌）。履歴書に書いたことは答えられるようにしておきましょう！
■ なぜこの仕事に興味があるのか説明（例）
- I was excited to apply for this position because it matches my skills and experience. I also believe that the values and mission of 〇〇〇（団体名） match my own. So, I'm very excited to be here today (Thank you for the opportunity to interview).
- これはごく一般的な答え方なので、私の場合、今回、研修先の団体だったこともあり、自分の経験談として、その団体の素晴らしさ💖も付け加え、この団体で働くことが第１希望であることを伝えました。具体的に知っていること（ゴマすりポイント？！ 私は本心でしたよ😉）があれば、触れた方が効果的だと思います。
ウェブなどでも、ある程度の情報を入手しておいた方がいいですね。
■ What is your relationship to your supervisors? も聞かれました。
私は、「だいたい良好」と答えた上で、難しかった面と理由、その対処法（コミュニケーション）を話しました。コミュニケーションに言及したところで、インタビュアーが頷いていたので、それで大丈夫だったのかな？ とは思います。
２． 行動パターンの質問
- Tell me about...
- a time you disagreed with a colleague.（コミュニケーション、対立、ストレス対応能力を見ようとしている）
- a time you dealt with a "difficult" colleague/patient.
（コミュニケーション、対立、ストレス対応能力） - a mistake you made.（プロとしての成熟度、責任を負う能力、自己認識力）
- a professional disappointment and how you handled it.（レジリエンス、立ち直る力）
- a complex problem you worked with. （問題解決能力）
ストラテジーは、①「背景（問題）のまとめ」②「自分が取った行動とその理由」③「結果（効果）」の３段階で伝えること。
当然ですが、最終的にうまく行ったことを選んだ方がいいと思います。他の人（同僚など）が取った行動に焦点を当てない、あくまで自分の取った行動に焦点を当てる、人のことを批判しない、というのも重要です。
３．「一般的」な質問
以下のようなものがあります。
- Your strengths/weaknesses
- How you handle stress/conflict/criticism?（このような大まかな質問に対しては、上述の「行動パターン」の質問の答え方（３段階）を使えます。）
私も今回 Weaknesses を聞かれました。教えてもらった例もイマイチ😑な感じだったし、自分の例もイマイチ😅なんですが、すでに改善する努力をしている弱点を選ぶ、というのが今のところの私の妥協点です。
４．仮定の状況の質問
仮定の状況（問題）を提示され、どう対応するかを評価されます。これも上述の「行動パターン」の質問の答え方（３段階）を使えます。
５．ヘルスケアの場合、 臨床経験内容や応募した分野の医療マネジメントの質問などがある場合もあるそうです。ここは分野によって変わります。
私は今回、履歴書に transgender hormonal care の経験がある、と書いていたのを具体的に聞かれました。全体を通して、結構、しっかり履歴書を見て質問しているなー、と感じました。ちょっと変わったことを書くと、ツッコまれるのか？！ とは思いました。が、インタビュアーによって違うんでしょうね。
あと、すごく答えにくかったんですが・・・What does health care mean to you? という、どこに焦点を置いたらいいのか分からん😨質問も聞かれました。とりあえず、何か答えねば😓と思って、自分が患者さんとのやり取りで気を付けていたことを話しました。多分、正解はないんでしょうけど、焦りました・・・。
最後に、いろいろ事務的な質問の後、希望の給料額も聞かれました😯 そんなこと今まで聞かれたこともないので、あまり上手く答えられなかったんですが・・・
あらかじめ、glassdoor のサイトで「相場」を見ておけば良かったかも？！ でも新卒だし、分からない、というのがホントノトコロデス😓
私のパートナー（アメリカ人、物理博士号あり）は、The best you could offer. とかでいいんじゃない、と軽ーく言っておりました。そんな、サラッと言えたら苦労しないゼ😒 でも今度使ってみよっと😝
うーーん、少しは役に立つでしょうか？！
未知の道を歩むのはホントーに大変😖なので、アメリカに住む日本語母語話者の移民に苦労しすぎず成功してほしいです😌 特に女性、ヘルスケアの分野の仲間に増えてほしい💪
改善点やご質問あれば、コメントでお知らせください～。失敗談・アドバイス・経験話などもお聞か頂けたら嬉しいです～。
執筆：ウィコラ創設者・代表 小谷祥子
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